2015年「香港研修会」4月10日~12日
2015年「香港研修会」4月10日~12日
羽田・中部から香港に到着後、宿泊ホテルを経て当日の会場である「チャイナクラブ」に足を運びました。「チャイナクラブ」は香港最大の会員制クラブで豪華な中華料理店でした。なかなか香港の人でも予約を取るのが難しいと言われていますが、ここは香港を始め世界の大富豪が足を運ぶ名店です。この「チャイナクラブ」では個室を予約しました。「図書館」という部屋でした。ここはオーナーのこだわりで、世界各国から集めた本が飾ってある個室があります。UBS銀行のアーネスト・シューラー氏(香港在住のスイス人)の計らいで予約ができました。この部屋から醸し出される雰囲気は絶妙であり、晩宴の食材は新鮮で、しかも味は絶品でした。
恒例の研修会は講師にシューラー氏を招き、「香港と中国の金融情勢について」というテーマで現場の新鮮な情報を伺いました。シューラー氏は香港について明快に分析した後、世界経済の流れを説明され、その後中国や日本の経済問題について分析・予測を伺いました。参加者からシューラー氏のお話は現場主義で、身にぐっと迫る内容で素晴らしかったとの声が後を絶ちませんでした。シューラー氏はかつて「時局心話會」の会員として共に勉強をした仲間でした。今回、弊会の古い会員と久しぶりに対面する感動的な場面もありました。そのシューラー氏は少年の頃から結婚するのは外国人と決めていたそうです。そこで結婚したのが日本女性で今の奥さんです。
翌日は、マルセン株式会社の石森公夫氏から、ご紹介頂いた「福臨門」に足を運びました。「福臨門」では飲茶料理を頂きました。さすがは香港ならではの店ですごく美味しかったです。石森氏は小田原の食通・味の大家であり、日本はおろか世界各国の美味しい名店を知る貴重な存在です。
その後、香港の観光に出かけました。レパルスベイ→スタンレーマーケット→ヴィクトリア・ピークを観光しました。
夜は、シューラー氏の紹介で「夜上海」という本場の中華料理店に行きました。ここは2013年にミシュランの二つ星、2014年に一つ星を取るなど、香港を代表する中華料理店であります。味は日本人の口に合う薄味で、一品一品が絶品でありました。思わず、最高という言葉が出るほど美味しかったものです。かつてマカオの大富豪が日本にやってきたとき、日本を代表する銀座の某中華料理店にお招きしました。そこで、ここの中華料理の味はどうかと感想を伺うと、「香港では中の上ですね」との答えでした。今回は、香港で美味しい中華料理を堪能したので、その意味がよく理解できました。シューラー氏によると、香港は金持ちと食通が多いので、各店が競争して味のレベルが高くなったとか。
翌日は、香港の免税店に行き買い物をした後、空港に向かい日本へと帰国しました。
今回の「香港研修会」は、新鮮な情報と現場の生々しい動きのオンパレード。食事も美味求心の雰囲気で、とても有意義な研修会でした。皆さまから「楽しくて為になった」との声をたくさん頂きました。
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山の上から撮した香港の風景
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UBS銀行のアーネスト・シューラー氏からご講演をいただいた。「チャイナクラブ」より
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左から山本新太郎、若林和子氏、内田慎一氏
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香港市内を観光したときの記念写真
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香港市内の喫茶店にて